研究内容

(1)新規生分解性高分子の作製と材料特性評価

 ポリ乳酸を中心とした生分解性脂肪族ポリエステルに対して、複合化、物理的処理、および化学的修飾などの手法を用いて新規生分解性高分子を作製し、その材料特性の評価を行う。

(2)生分解性高分子材料の分解機構の解明

 種々の分子構造と集合状態を持った生分解性高分子材料の分解を種々の条件下で行い、分解後の材料の構造・特性を評価することにより、分子レベル・材料レベルでの分解機構の解明を行う。

(3)生分解性高分子の材料特性・分解制御法の開発

 (1)および(2)で得られた情報に基づき、生分解性高分子の材料特性・分解制御法を開発する。

(4)生分解性ポリエステルのリサイクル方法の開発

  生分解性ポリエステルのリサイクル方法に関して、加水分解および熱分解による方法を検討しているが、特に高温高圧水を用いたメルト状態における無触媒条件下での加水分解に関して多大の成果を上げている(新聞記事参照)。なお、本研究は、エコロジー工学系藤江幸一教授・大門裕之助教授との共同研究により行っている。

(5)光学異性高分子間のステレオコンプレックスに関する研究

 ポリ乳酸のL体とD体の間の相互作用はL体間またはD体間よりも強く、その結果として、ステレオコンプレックスを形成する。この様な例は、多く報告されており、本研究室においては、ポリ乳酸をモデルポリマーとして、ステレオコンプレックスをが形成することが物理特性、構造、加水分解性にどのような影響を与えるを検討している。また、これを用いた耐熱化に関する研究も行っている。

 

 生分解性高分子(ポリ乳酸など)を用いた製品の例 :東セロ株式会社ご提供(上図)、

ユニチカ株式会社ご提供(中図)、グンゼ株式会社ご提供(下図)

 

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